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第42回 新潟記念(2006年)

8/27 新潟 芝2000m 晴・良 17頭(1頭競走除外)

 

サマー2000シリーズの最終戦となるハンデ戦。シリーズ優勝の可能性があるスウィフトカレント、ヴィータローザが出走。ここまで13点でトップのエリモハリアーは出走せず、スウィフトカレント(1勝で10点)は3着以内(かつヴィータローザが2着以下)、ヴィータローザ(2着1回で5点)は1着(かつスウィフトカレントは3着以下)になれば、シリーズ優勝となる。
重賞勝ち馬は8頭だが、近走好調なのは4頭(トップガンジョー、オースミグラスワン、ヴィータローザ、スウィフトカレント)で、それらと今回軽ハンデとなる好調な条件馬(特に牝馬)が上位人気。
直線が長く差し有利といわれるが、逃げ馬不在で有力馬は差しタイプが多いため、前残りも注意が必要。ただし内がかなり荒れてきており、外差しが決まりやすい傾向。
過去10年は必ず3番人気以内の馬が1頭は連対しており、馬連は最高で5,740円。あまり大きくは荒れない。
  1. スウィフトカレント(3.4倍):小倉記念を内から差しきり重賞初制覇。好タイムで上がりもよく、57kgのハンデの問題なさそう。
  2. オースミグラスワン(5.9倍):前走新潟大賞典を後方一気で鮮やかに差しきる。休み明けだが鉄砲実績あり好調。
  3. ニシノナースコール(6.1倍):前走1000万下の新潟芝1800mで強い勝ち方。昨年秋華賞3着の実績あり。
  4. サンレイジャスパー(7.4倍):マーメイドS2着のあと、差し有利の小倉記念を先行して4着に粘る。51kgも魅力。
  5. エイシンニーザン(9.1倍):前走1000万下の新潟芝2000mで差しきり勝ち。上がり33.1は優秀。
  以下トップガンジョー(9.2倍)までが10倍以内。
ニシノナースコール元気で気合乗りよい。
スウィフトカレントは体はよく踏み込みなどもまあまあだが、やや迫力に欠けるところが気になる。
サンレイジャスパー落ち着きが目立つが、ややおとなしすぎる感じもある。
オースミグラスワンはややチャカつくが、馬体はよい。
トップガンジョー、ヤマニンアラバスタはまあまあよいか。
揃ったスタートから、内からシャーディーナイスがじわじわとハナに立ち、好スタートのトリリオンカット、ヤマニンベルメイユ、タガノマイバッハが先団。エイシンニーザン、ヤマニナラバスタ、ヴィータローザなどがその後ろ。サンレイジャスパー、オースミグラスワンが中団。やや離れてニシノナースコール、トップガンジョーが後方で、さらにスウィフトカレントはその後ろ。特に中団以降はかなり縦長の展開。
最初の600mが35.0秒、1000mが58.3秒と、逃げ馬不在の割には普通のペース。

割と淀みのないペースで、直線に入り残り400mぐらいからペースアップ。各馬外に持ち出し、中央より外の馬場のよいところを狙う。
横に大きく広がった中、大外のラチぞいを走るトップガンジョーが早めに先頭に立ち、その内のサンレイジャスパー、ヤマニンアラバスタ、さらに中央のヴィータローザ、その内から伸びるスウィフトカレントなどと、ハンデ戦らしいたたき合いになる。
やはり馬場のよい外が伸びるのか、外ラチ沿いのトップガンジョーが力強く抜け出し、その内のサンレイジャスパーが2番手。ヴィータローザとスウィフトカレントが中央で懸命にたたくが、差はつまらず、そのままゴール。
最後は直線1000mのレースのように、全馬がまん中より外でゴールした。

トップガンジョーは2ヵ月半の休み明けだったが、前走のエプソムC同様に外から力強く差しきって、重賞連勝。前走は重で時計も遅く、馬場に恵まれたのではという感もあったが、今回は良馬場で時計も早く、本格化の印象。近走は比較的先行することが多かったが、今回は後方から大外に持ち出し、差しきる強い競馬。ペースや馬場状態を見切った後藤騎手の好騎乗もあった。
サンレイジャスパーは前走の小倉記念4着に続く好走。牡馬相手でも十分に戦えることを見せたが、近走はいずれも51kgの軽ハンデで、次走以降に真価が問われる。
ヴィータローザ、スウィフトカレントは力があるところは見せたが、勝ち馬より馬場が悪いところを通ったこともあり惜敗。

割と淀みのないペースだったこともあり、勝ちタイムは2001年に続く好タイム。上がりは34.7と物足りないが、馬場状態がかなり悪くなってきており、仕方ないか。
ハンデ戦とはいえ、サンレイジャスパー以外は斤量の重い実績馬がきており、ほぼ力どおりの印象。

新潟記念は、あまり荒れないことからもわかるように、実績がありかつ好調な馬がくる可能性が高い。近走重賞で人気になるか好走した馬、および条件戦を人気で好走してきた馬を、素直に上位にとったほうがよさそう。
基本的に夏競馬好走組を上位とすべきだが、今回のような実績のある馬は休み明けでも注意が必要。

第1回のサマー2000シリーズは、スウィフトカレントとエリモハリアーが13点で並んだが、エリモハリアーが函館記念1着のほか札幌記念5着に対して、スウィフトカレントが小倉記念1着のほか新潟記念4着と着順がよいためチャンピオンに。
トップガンジョーは本格化した印象。マヤノトップガン×ゴールデンフェザントで距離が延びても問題もなさそうで、今後に期待が持てる。左回りに良績が偏っているので、当面は東京の重賞で注目する必要がある。
サンレイジャスパーは軽量もあるが、最後までしっかり伸びており、力をつけてきている感じ。真価は次走以降でわかるが、牝馬戦であれば上位ではないか。
ヴィータローザは当てにならないタイプだが、古馬になってからはめずらしく連続して好走。今回は58kgもこなしたのは大きい。ただし勝ち味に遅いタイプで、頭では狙いにくい。
スウィフトカレントはよく走っており、馬場を考えれば価値ある4着ではないか。良血で兄も今年G1 2着と衰えないので、まだまだ期待できそう。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 6 トップガンジョー 牡4 後藤 57 1.57.2 北・和田 6
2 4 8 サンレイジャスパー 牝4 佐藤哲 51 クビ 栗・高橋成 4
3 8 16 ヴィータローザ 牡6 上村 58 クビ 栗・橋口 9
4 8 18 スウィフトカレント 牡5 福永 57 3/4馬身 栗・森 1
5 5 10 ヤマニンアラバスタ 牝5 柴田善 55 1 1/2馬身 南・星野 7
払い戻し金
単勝 5
920円(6番人気)
複勝 5
320円(6番人気)
8
250円(4番人気)
16
540円(9番人気)
枠連 3-4
4,530円(23番人気)
馬連 5-8
3,910円(22番人気)
馬単 5-8
7,110円(38番人気)
3連複 5-8-16
22,660円(71番人気)
3連単 5-8-16
131,420円(421番人気)
ワイド 5-8
1,210円(18番人気)
5-16
3,110円(35番人気)
8-16
2,060円(29番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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