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第44回 弥生賞(2007年)

3/4 中山 芝2000m 晴・良 16頭

 

皐月賞トライアルのG2戦。皐月賞と同じ中山の芝2000mで行われるので、例年実力馬が集まり、重要な前哨戦のひとつ。勝ち馬はその後も活躍することが多いが、皐月賞とのつながりは今ひとつ。
今年は前走のシンザン記念で重賞初制覇のアドマイヤオーラと、2歳王者のドリームジャーニーが中心。後者は休み明けでどうか。
過去10年で1,2,3番人気は、それぞれ5,6,4連対で、1〜3番人気が毎年必ず連対。昨年以外はすべて1〜4番人気同士で決着と荒れない。
  1. アドマイヤオーラ(1.7倍):シンザン記念でダイワスカーレットに雪辱して重賞初制覇。上がりはいずれも33秒台と切れる。
  2. ドリームジャーニー(4.4倍):2歳王者の復帰戦。4戦3勝3着1回と安定しており、距離も問題なさそう。
  3. タスカータソルテ(7.1倍):未勝利、500万下と芝2000m連勝中。前走やや重ながら圧勝。
  4. メイショウレガーロ(14.2倍):前走の京成杯は差して2着。4戦すべて連対と安定。
  5. サムライタイガース(16.4倍):前走きさらぎ賞は先行して、差のない3着。脚質的にも中山合いそう。
      以下、ココナッツパンチ:17.1倍が続くが、そのほかは30倍以上
アドマイヤオーラ:馬体や気合など全体的によい。トモの力強さは今ひとつか。
サムライタイガース:迫力あり、気合乗りや踏み込みもよい。全体によく見せる。
ココナッツパンチ:落ち着いて雄大な馬体で、大物感あるが、全体にゆるい感じで次回か。
メイショウレガーロ:気合乗りや馬体など全体の感じはよい。
ドリームジャーニー:小柄でトモの感じなどは今ひとつ。やや気合が乗りすぎの感もある。

バラっとしたスタートから、200mぐらいでサムライタイガースがじわっと先頭。その内からインパーフェクトも引かず、結局1コーナーはインパーフェクトが先頭で回る。好位にモチなどで、アドマイヤオーラは中団の中。ドリームジャーニーはその後ろで、メイショウレガーロ、ココナッツパンチ、タスカータソルテなどは後方集団。
1コーナーすぎから徐々に縦長になり、インパーフェクトは2馬身差ぐらいで逃げる。あまり馬順の入れ替わりはなく淡々と進み、1000mは59.8秒と平均ペース。

3コーナー手前からまず先行馬が動き出し、サムライタイガースとノアールシチーがインパーフェクトをかわして先頭。つれて後続も追い出し、4コーナーで一団。
直線サムライタイガースが先頭に立つと、その外の馬場の中央をアドマイヤオーラが伸びてくる。残り200mを切って、アドマイヤオーラが先頭に立つと、その外を絶好の手ごたえでココナッツパンチも差してくる。坂でこの2頭の追い比べとなり、その後ろからメイショウレガーロ、ドリームジャーニーも伸びてくるが、先頭までは届かず。
ココナッツパンチは最後までアドマイヤオーラに食い下がるが、かわせずにクビ差ぐらいまで迫ったところがゴール。そのあとゴール手前で、ドリームジャーニーが3着に上がる。

アドマイヤオーラは道中しっかり折り合い、3コーナーあたりから徐々に進出すると、4コーナーでうまく中団外に持ち出し、直線はしっかりのびて快勝。今回は34.8と上がりがかかったが、初めての2000mも中山も克服。圧倒的な強さはないが、堅実に勝って重賞連勝を飾り、フサイチホウオーへの挑戦権を得た。
ココナッツパンチはドリームジャーニーをマークするように後方集団にいて、3コーナーから大外を回って追い上げ、直線は一気に先頭集団へ。最速の上がり(34.4)で、あわやの見せ場を作った。1戦1勝のキャリアを考えると、素質はかなりありそう。
ドリームジャーニーは久々のせいか、前半掛かって押さえ込むシーンがあった。中団後方から3コーナーすぎに進出し、アドマイヤオーラの後ろを通って、直線必至に追うが、前2頭には脚色が見劣り、ぎりぎり3着。休み明けで掛かったり、やや反応が鈍い面があったのが敗因か。
タスカータソルテはココナッツパンチといっしょに3コーナー過ぎから上がっていったが、4コーナーで大きく外に膨らむロスもあり、直線ものび一息で7着まで。
メイショウレガーロは、後方から馬群のまん中に突っ込み、よく伸びてはきたが、最後はドリームジャーニーにかわされる。京成杯もそうだが、末が甘そうなイメージ。
サムライタイガースは直線先頭で見せ場は作ったが、坂で大きく失速。直線平坦の京都しか経験がなく、最後に坂があるコースは1800mぐらいまでがよさそう。

アドマイヤオーラはしっかりした末脚で快勝した。末脚はにぶったが坂も克服し、まずは合格点か。タイムもコスモバルクと並んで過去10年では最もよく、本番も期待がもてる。長くよい脚を使えるのが長所。
ココナッツパンチは2戦目にもかかわらず、メンバー最速の上がりでクビ差2着と非凡な能力を示した。馬体にも大物感があり、今後も期待できそう。あとは馬群でもまれた時の対応など、キャリアが少ない面のみが心配。
ドリームジャーニーの3着は休み明けの影響が大きかったと思われるが、気合乗りがよすぎる傾向があり、折り合い面での心配はある。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 4 アドマイヤオーラ 牡3 武豊 56 2.00.5 栗・松田博 1
2 5 8 ココナッツパンチ 牡3 吉田豊 56 クビ 美・大久保洋 6
3 5 7 ドリームジャーニー 牡3 蛯名 56 1 3/4馬身 栗・池江寿 2
4 2 2 メイショウレガーロ 牡3 武幸 56 1/2馬身 美・小島太 4
5 4 5 サムライタイガース 牡3 後藤 56 3 1/2馬身 栗・角居 5
払い戻し金
単勝 4
170円(1番人気)
複勝 4
110円(1番人気)
8
300円(6番人気)
7
150円(2番人気)
枠連 3-5

300円(1番人気)

馬連 4-8
1,170円(5番人気)
馬単 4-8
1,510円(6番人気)
3連複 4-7-8
1,720円(7番人気)
3連単 4-8-7
6,650円(20番人気)
ワイド 4-8
450円(5番人気)
4-7
190円(1番人気)
7-8
990円(13番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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