第16回 秋華賞（2011年）

1. ホエールキャプチャ（2.2倍）：桜花賞2着、オークス3着と4着以下ない堅実派でローズS優勝
2. アヴェンチュラ（3.1倍）：春は怪我で棒に振るも、クイーンS優勝で一躍有力馬に
3. マルセリーナ（8.3倍）：桜花賞1着、オークス4着と堅実でローズS6着からの巻き返しを図る
4. マイネイサベル（16.1倍）：春の重賞では今ひとつもローズSは中団から追い込みクビ差2着
5. エリンコート（18.3倍）：オークス快勝もローズSで10着大敗。巻き返せるか
   以下デルマドゥルガー（21.8倍）、キョウワジャンヌ（22.2倍）、カルマート（22.8倍）、ピュアブリーゼ（29.9倍）までが30倍以下

アヴェンチュラ：毛づやよく、トモの踏み込み深く好印象
ホエールキャプチャ：ややテンション高いが気合乗りよくトモも力強い
マルセリーナ：落ち着きがありトモも力強い踏み込みでよい
デルマドゥルガー：落ち着いておりトモも力強い
マイネイサベル：トモの踏み込み力強い

ほぼ揃ったスタートだが、フレンチボウ、マルセリーナが出遅れる。外から押してメモリアルイヤーがハナで、離して逃げる。アヴェンチュラが2,3番手で、ピュアブリーゼ，カルマートなどが先団。その後ろの、中団やや前の内にキョウワジャンヌ、外にホエールキャプチャ。その後方にマイネイサベルなどで、後方にエリンコート，デルマドゥルガー，マルセリーナなど。

1000mは58.3とハイペースも2番手以下は平均ペース。

3コーナーすぎからメモリアルイヤーの手ごたえが怪しくなり、アヴェンチュラは2番手に上がって前を追う。ホエールキャプチャも外から徐々に進出。

4コーナーを回ったところでアヴェンチュラが先頭。それを2馬身差でキョウワジャンヌが追い、ホエールキャプチャも3番手から差してくる。しかし抜けたアヴェンチュラは手ごたえ衰えず、2番手のキョウワジャンヌも脚色が同じになって1馬身差が詰まらず。
ホエールキャプチャは一旦手ごたえが怪しくなったが最後伸びる。しかし順番は変わらず、そのままゴール。

アヴェンチュラは力はあったが怪我で春は出られず。クイーンS勝ちの勢いに乗って秋華賞を制覇。早めに抜け出した岩田騎手の判断も光った。
キョウワジャンヌも前につける戦法が正解。短い距離に実績があったが、父ハーツクライで2000mも問題なし。
ホエールキャプチャはまたもG1で惜しい3着。直線での伸び今ひとつだった。上がりがかかり、後方の馬は出番なし。やや重と淀みない流れが効いたか。

アヴェンチュラは素質開花で快勝。先行力あり末脚もしっかりしていて、今後の活躍も大いに期待できそう
キョウワジャンヌはうまく先行し、距離不安の声を封じて2着。勢いにのって好走し、調子しだいで大レースでも期待できそう
ホエールキャプチャは4コーナーから意外と伸びず。本番で勝ちきれない印象で、やや運がないか