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第147回 天皇賞(春)(2013年)

4/28 京都 芝3200m 晴・良 18頭

 

春の古馬長距離No.1決定戦。古馬G1では、唯一の3000m超の長距離戦。
昨年の2冠馬で有馬記念も制したゴールドシップが、阪神大賞典も制して不動の本命
堅く収まることもあるが、近10年で1番人気は1連対とやや荒れ模様。特にフルゲートだと荒れる。4,5歳が中心
  1. ゴールドシップ(1.3倍):昨年はクラシック2冠と有馬記念を制し4歳ではNO.1の評価
  2. フェノーメノ(6.2倍):昨年のダービーではゴールドシップに先着もハナ差2着。G1未勝利で距離未知数
  3. トーセンラー(13.6倍):京都で重賞2勝、菊花賞3着と、京都も長距離も合うか
  4. アドマイヤラクティ(21.7倍):ダイヤモンドS勝ちで距離適性あり、13戦連続3着以内と安定
  5. デスペラード(25.3倍):阪神大賞典は上がり1位で着順2位と距離適性あり
    以下レッドカドー(29.4倍)、ムスカテール(48.0倍)、ジャガーメイル(48.2倍)までが50倍以下

ゴールドシップ:落ち着いてゆったり歩きトモの踏み込み深い
トーセンラー:毛づやよく気合乗りもよい。よく見せる
ジャガーメイル:気合乗りよくクビを使ってリズミカルに歩く
レッドカドー:落ち着いており踏み込み深く調子はよさそう
フェノーメノ:落ち着いているが気合乗りよい
アドマイヤラクティ:小脚を使ってテンション高め

そろったスタートからゴールドシップはいつもどおり行き脚がつかず後方に下げる。サトノシュレンが押してハナへ。トウカイパラダイス、ムスカテールが続き、カポーティスターなどが好位。少し離れてマイネルキッツ、フェノーメノなどで、さらにトーセンラー、アドマイヤラクティ、レッドカドーなどが続いて中団を形成。後方はややバラついて、トウカイトリック、ジャガーメイルなど。最後方にゴールドシップ、デスペラード。

最初の直線はかなり縦長の展開。1000mは59.4と、やや速めのペース。前の3頭がやや離して先行。ゴールドシップは徐々に順位をあげる。
1コーナーからサトノシュレンはどんどん飛ばして、向こう正面では2番手のトウカイパラダイスまで5〜6馬身、さらに3〜4馬身差でムスカテール、さらに3馬身ほど離れて縦長で馬群が続く。ゴールドシップは後方から5番手でやや押して上がる。

3コーナーで離して逃げるサトノシュレンの騎手の手が激しく動き、3番手にフェノーメノがあがる。さらにトーセンラーも押してその直後で、ゴールドシップも激しく押してトーセンラーの外に迫る。その後方にレッドカドー、アドマイヤラクティなど。
4コーナーは内のトウカイパラダイスが先頭も、外にフェノーメノ、トーセンラー、さらにゴールドシップ、ジャガーメイルも外から並びかける。しかしゴールドシップの手ごたえが悪く、内のレッドカドー、外のジャガーメイルに置かれる。

直線に入るとフェノーメノが先頭でトウカイパラダイス、トーセンラーが2,3番手。ゴールドシップはやや離されて、内のレッドカドー、外のジャガーメイルが前へ。さらにジャガーメイルがゴールドシップの進路をカットして前に入り、ゴールドシップは外に持ち出す不利。残り300mを切ってフェノーメノは2馬身ほど抜け出し先頭。
残り200mでもフェノーメノは2馬身差をキープして先頭。トーセンラーが2番手で1馬身差でレッドカドー。さらに外からアドマイヤラクティ、ゴールドシップも追うが、差はつまらない。そのままフェノーメノは先頭でゴール。トーセンラーはじりじり差を詰めたが、並びかけるまではいかず2着。レッドカドーはやや脚が上がって3着。ゴールドシップはいつもの伸びがなく5着まで。

フェノーメノは中団前めから3コーナー手前で進出開始し、4コーナーでは先頭に並びかけ、直線では突き放す。最後はやや詰められたが強い勝ち方。G1では惜敗続きだったが、積極的な競馬で強さを示した。スタミナも問題なく、長く脚を使える特長を発揮。
トーセンラーは中団からフェノーメノを追って進出したが、直線入り口でやや置かれて、最後は差を詰めたが2着。スタミナ問題なく力があるところは見せた。
レッドカドーは中団後方から進出して前を追ったが、決め手今ひとつで3着まで。
ゴールドシップは3コーナーから進出し4コーナーで先頭に並びかけるのはいつもどおりも、直線でいつもの伸びなく、逆に突き放される。やや疲れあったか。

フェノーメノは惜敗が多かったが、早めに動いて力を証明。中長距離では力量上位で先行力できるので安定感あり
トーセンラーはワンパンチ足りない印象だったが、積極的に動いて好走。スタミナも問題なく中長距離で有望
アドマイヤラクティはステイヤータイプだが安定感あり勝たないまでも上位はある
ゴールドシップは脚質的に安定感に欠ける面あり。特に時計が早かったり平坦で前が止まらないコースは注意が必要

今年の上位は比較的人気馬で、実績があり末脚が安定している馬は長距離実績なくても評価が必要。逆に距離の過剰評価は禁物
最近は1番人気は好走の確度が極端に低いが、特にフルゲートの場合は連対ないことは意識する必要あり
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 6 フェノーメノ 牡4 蛯名 58 3.14.2 美・戸田 2
2 1 1 トーセンラー 牡5 武豊 58 1 1/4 栗・藤原英 3
3 7 13 レッドカドー せ7 モッセ 58 2 英・ダンロップ 6
4 4 7 アドマイヤラクティ 牡5 岩田 58 1 3/4 栗・梅田智 4
5 4 8 ゴールドシップ 牡4 内田 58 クビ 栗・須貝 1
払い戻し金
単勝 6
620円(2番人気)
複勝 6
300円(2番人気)
1
650円(3番人気)
13
1,540円(8人気)
枠連 1-3
2,710円(8番人気)
馬連 1-6
3,190円(9番人気)
馬単 6-1
6,500円(15番人気)
3連複 1-6-13
21,880円(46番人気)
3連単 6-1-13
111,830円(220番人気)
ワイド 1-6
930円(7番人気)
6-13
2,290円(19番人気)
1-13
3,750円(34番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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