ほぼ揃ったスタートからサクラプレジール、クラウンロゼが前に行くも、外からクロフネサプライズがハナへ。デニムアンドルビーは下げてやや離れた最後方。クロフネサプライズはどんどん加速し、やや離れて掛かり気味のサクラプレジールとトーセンソレイユが追走。さらにティアーモ、フロアクラフトなどが5,6馬身差で追走し、エバーブロッサム、メイショウマンボ、アユサンなどが中団でばらばらと続く。その後方にローブティサージュ、レッドオーヴァルさらにプリンセスジャックが続き、向こう正面でもまだデニムアンドルビーが最後方。
1000mは59.6と平均ペース。しかしかなりの縦長で進む。特に前の3頭が離すが、3コーナー手前からはクロフネサプライズが1頭だけ大逃げの形。最後方のデニムアンドルビーは外から徐々に追い上げる。
4コーナー手前ではクロフネサプライズのペースが落ち、後続が一気に迫る。クロフネサプライズが2馬身ほどの差で直線へ向くが、まだ縦長の状態。そこから後方の馬は外に持ち出す。横に広がってサクラプレジール、フロアクラフトなどが前を追うが、その外からメイショウマンボが伸びてくる。その直後の内にアユサン、外にエバーブロッサム、さらに後ろから外に出してデニムアンドルビーが追い込んでくる。
残り250mぐらいで一気にメイショウマンボが馬場中央で先頭。外からエバーブロッサム、内からアユサンも懸命に追うが、メイショウマンボが突き放す。
残り150mぐらいでアユサンの脚色が悪くなり、エバーブロッサムが2番手。さらに外からデニムアンドルビーが迫る。
しかしそのままメイショウマンボは脚色衰えず先頭でゴール。エバーブロッサムも最後まで差を詰めるが2着。残り50mを切ってデニムアンドルビーが3番手に上がるがそのまま3着でゴール。
メイショウマンボはフィリーズRを制して桜花賞は4番人気も、10着大敗と距離不安で大きく人気を落とした。しかし血統的には距離は問題なく、復調して見事な末脚で1冠を制覇。長く脚を使って強い勝ち方。フィリーズRで見せた鋭い脚は伊達ではなかった。
エバーブロッサムはメイショウマンボと同じ上がりで長く脚を使ったが、4コーナーの位置取りの差が出た。力的には5分。
デニムアンドルビーは後方から追い込んだが上位2頭には上がりで0.1秒及ばず。しかし力的には変わらない印象。
アユサンは距離適性の差が出た感じだが、2000mまでなら互角か。レッドオーヴァルは馬体減もあったが内にもたれて距離、馬場ともに合わなかったか。 |