ややばらついたスタートから内のペイシャフェリスが押してハナへ。エリーザベスト、マイネグレヴィルなどが続き、マジックタイム、バウンスシャッセ、ブランネージュなどが好位。ヌーヴォレコルト、マーブルカテドラル、サングレアル、フォーエバーモアなどが中団で、その後方にマイネオーラムなど。後方集団はスタートでやや抑えたハープスターやベッラレジーナ、ニシノアカツキなどで、最後方はクリスマス。1コーナー過ぎから縦長になって一列。掛かる馬はおらず、淡々と進む。
1000mは1.00.7とやや遅めのペース。ハープスターは後方から3,4番手を追走。3コーナーすぎから徐々にペースは上がり始めるが、ハープスターは動かず。結局ハープスターは4コーナーを最後から2番目でまわり、直線に入ると猛然と追い出す。
直線に入ると先頭のペイシャフェリスにマイネグレヴィルが並びかけ残り400mで先頭。外に出したハープスターは、前のニシノアカツキが外に押されたことでやや外によれ、離れた大外を追い込んでくる。
じりじりと馬場中央を伸びてきたヌーヴォレコルトが、残り200mでバウンスシャッセやブランネージュとともにマイネグレヴィルを交わす。さらにヌーヴォレコルトが1頭だけ伸びて先頭。内のバウンスシャッセもクビ差ぐらいで懸命に食い下がる。そこに外からニシノアカツキ、さらにハープスターが追い込んでくる。
残り100mをきってハープスターが内のニシノアカツキ、ブランネージュを交わして前2頭に迫るが、じりじりとしか伸びない。ゴール直前でハープスターはバウンスシャッセを交わして2番手に上がるが、クビ差まで迫ったところでヌーヴォレコルトが先頭でゴール。上位3頭はクビ、クビの接戦。
ヌーヴォレコルトは絶妙のタイミングで抜け出し、最後までハープスターに交わさせずに優勝。うまく乗った印象だが、末脚はしっかりしており力はある。
ハープスターは唯一33秒台の上りで追い込んだが一歩及ばず。やや運がなかった印象だが、力のあるところは見せた。
バウンスシャッセは皐月賞大敗から建て直しギリギリまで勝ち馬に迫ったが、最後の決め手比べでやや競り負けた印象。
ニシノアカツキは人気はなかったが外を差してきてあわやのシーン。スタミナ豊富で末脚もよい。 |