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第57回 宝塚記念(2016年)

6/26 阪神 芝2200m 晴・やや重 17頭

 

上半期の古馬中距離のチャンピオンを決める、夏のグランプリ。3歳馬の参戦は少なく、季節柄フルゲートにもなりにくい
昨年の2冠馬でドバイでは2着のドゥラメンテが抜けた人気で、天皇賞(春)を制したキタサンブラックが2番人気と、差はあるが2強の様相
天皇賞(春)、鳴尾記念(4年前までは金鯱賞)、ヴィクトリアMなどからが上位を占める。比較的固く収まることが多いが、人気馬の思わぬ凡走もある
  1. ドゥラメンテ(1.9倍):ドバイは落鉄で2着もいまだ連を外していない安定感は魅力。遠征帰りの疲れが心配
  2. キタサンブラック(5.0倍):天皇賞(春)は逃げて差し返し1着。先行馬に良績が多いのも好材料
  3. アンビシャス(9.1倍):産経大阪杯でキタサンブラックを差して1着。中距離得意もそれ以来と間隔あいてどうか
  4. ラブリーデイ(10.6倍):昨年の覇者で連覇を狙うが近走今一つでどうか
  5. シュヴァルグラン(15.8倍):阪神大賞典1着、天皇賞(春)3着と近走充実。中距離も実績あり
    以下トーホウジャッカル(17.7倍)、ステファノス(18.3倍)、マリアライト(25.1倍)、サトノクラウン(28.7倍)までが30倍以下

ドゥラメンテ:毛づやは今一つも落ちついて適度な気合乗りでのびやかな歩様。トモの踏み込み深い
ラストインパクト:毛づやよく気合乗りよくトモも力強い
キタサンブラック:落ち着いているが気合乗りよい。トモやや固めも太め感なし
ラブリーデイ:落ち着いているが適度な気合でトモも力強い
シュヴァルグラン:落ち着いてゆったりした歩様でトモの踏み込みも良い
マリアライト:気合乗りよく颯爽と歩きトモも力強い

ややバラついたスタートからドゥラメンテは後方。内からじんわりとキタサンブラックがハナへ。ワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、掛かるのを抑えてアンビシャスなどが続いて先団を形成。さらにサトノノブレス、カレンミロティック、シュヴァルグラン、その後ろのラブリーデイ、ラストインパクト、ステファノス、その外のマリアライトなどが中団を形成。その後ろにドゥラメンテ、サトノクラウンなどがいて、最後方はやや離れてタッチングスピーチ。先団はやや固まるも、後方はばらけて縦長で進む。
1000mは59.1とやや重では少し速めのペース。馬場の内が悪いこともあり、3コーナー手前から内外に広がってひとかたまりになり、ペースも上がる。先頭のキタサンブラックは馬なりも、ワンアンドオンリーやトーホウジャッカルなど早くも手が動き始める先行馬も出て、後続馬も仕掛けてくる。マリアライトは外を回して進出も、ドゥラメンテは馬群後方の内。

4コーナーは3馬身ほど離してキタサンブラックが先頭で回り直線へ。2番手は外からサトノノブレス、ラブリーデイが並び、そのすぐ外に懸命に押してマリアライトが進出。その内にステファノスがいて、その後方にようやくドゥラメンテも迫ってくる。
残り300mを切ってキタサンブラックは最内で懸命に追い、2馬身差で馬場中央にラブリーデイ。その外にマリアライトで内にステファノス。さらに2馬身差でドゥラメンテ。
残り200mを切ってキタサンブラックに徐々にラブリーデイが迫り、ステファノス、マリアライトも迫る。
残り100mで先頭のキタサンブラックにラブリーデイが1馬身差まで迫るが、外からマリアライトの伸び脚が良く、さらに大外からドゥラメンテが一気に追い込んでくる。そのままマリアライトがラブリーデイを交わし、残り50mを切って先頭のキタサンブラックに並びかけると、外のドゥラメンテもラブリーデイを交わして迫る。ゴール直前でマリアライトがキタサンブラックを交わし、クビ差ほど前に出たところでゴールイン。キタサンブラックとドゥラメンテは内外離れて、ほぼ同時にゴール。1馬身ほど離れて4着がラブリーデイで、やや置かれたステファノスが5着。

マリアライトは中団後方の外につけ、3コーナーから外を回って進出して4コーナーは先団の直後。そこから懸命に押して、結果的には絶妙のタイミングでキタサンブラックを交わしドゥラメンテの追い込みを抑えて1着。長く脚を使って、改めて力があることを証明した。
ドゥラメンテはマリアライトとほぼ同じ位置の内にいたが、4コーナーでやや置かれて、最後は最速の上りで追い込むも2着まで。力があるところは見せたが、4コーナーの位置取りの差で惜しい2着。
キタサンブラックは速めのペースで逃げて最後まで粘り先行馬では唯一上位と力があるところを見せた。ただし中距離の切れ勝負は分が悪い。

マリアライトは牡馬混合重賞でも活躍して力上位。長く脚を使えて勝負根性もあり、馬場も選ばず中距離では有望
ドゥラメンテはやや勝負運に見放されているが実力上位で末脚もよい(故障で引退が決定)
キタサンブラックは逃げて力がある。スタミナもスピードも問題ないが切れで劣るので長距離がよいか
ラブリーデイはやや力が落ちた印象も2000m前後では侮れない

天皇賞(春)組がやはり中心。4年前までの金鯱賞を引き継いだイメージの鳴尾記念組だが、上位に来ることが多く、特に上位入線馬はローテーションとしては外せない。G1実績がある馬(牝馬は牡馬混合G1、G2での連対)と、時計の掛かる馬場に実績がある馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 8 16 マリアライト 牝5 蛯名 56 2.12.8 美・久保田 8
2 5 8 ドゥラメンテ 牡4 Mデムーロ 58 クビ 美・堀 1
3 2 3 キタサンブラック 牡4 武豊 58 ハナ 栗・清水久 2
4 4 7 ラブリーデイ 牡6 ルメール 58 1 1/4 栗・池江 4
5 4 8 ステファノス 牡5 戸崎 58 2 1/2 栗・藤原英 7
払い戻し金
単勝 16
2,510円(8番人気)
複勝 16
350円(8番人気)
9
110円(1番人気)
3
150円(2人気)
枠連 5-8
1,050円(4番人気)
馬連 9-16
2,440円(8番人気)
馬単 16-9
8,460円(24番人気)
3連複 3-9-16
2,800円(5番人気)
3連単 16-9-3
26,250円(66番人気)
ワイド 9-16
770円(8番人気)
3-16
1,150円(13番人気)
3-9
250円(1番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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