ほぼ揃ったスタートで外からマルターズアポジーが内のロードヴァンドールを制してハナへ。キタサンブラックが3番手でステファノス、サトノクラウンなどが続く。中団後方にヤマカツエース、さらにミッキーロケット、マカヒキなどが続き、後方にアンビシャス、アングライフェン。
1コーナーからマルターズアポジーがどんどん離して逃げる。キタサンブラックは折り合ってやや離れた3番手で、ステファノス、サトノクラウンが直後でマーク。マカヒキ、アンビシャスは後方待機。
かなり縦長だが、1000mは59.6と平均ペース。
3コーナーでもマルターズアポジーが6馬身ほど離して逃げるが、そこから徐々に後続が追い出し、差が詰まってくる。4コーナー手前では、マルターズアポジー以外は一団で、後方のマカヒキ、アンビシャスも外を通って進出。
直線に入るとマルターズアポジーにキタサンブラックがじわじわ迫り、残り250mぐらいで先頭に立つ。2馬身差でステファノス、さらにサトノクラウン、ヤマカツエース。その後ろからマカヒキ、アンビシャスも懸命に前を追う。
そのままキタサンブラックは馬場中央で堂々と先頭をキープし、ステファノスが少しずつ差を詰める。3番手のサトノクラウンも内で前を追うが、末脚優るヤマカツエースが迫って残り100mを切って3番手。やや離れて外からマカヒキ、アンビシャスも前を追うが先頭との差は大きい。
そのまま先頭のキタサンブラックは余裕の手ごたえで脚を伸ばし、危なげなく先頭のままゴール。最後に差を詰めてきたステファノス、ヤマカツエースは2,3着まで。やや離れて、マカヒキ、アンビシャス、サトノクラウンが並んでゴール。
キタサンブラックは落ち着いて3番手内を折り合って進み、3コーナーから外に出すと直線早め先頭から堂々と押し切る横綱相撲。昨年の年度代表馬としての貫禄を見せて圧勝。自身の上りは速くないが、危なげない勝ち方で2000mでも不安なし。
ステファノスは好位追走から直線も良く伸びたが、勝ちきれないタイプでもあり2着まで。力はあるが今一つ決め手に欠ける。
ヤマカツエースは後方から鋭い末脚で前に迫るが、前も止まらず3着まで。ペースが向かなかったか。マカヒキ、アンビシャスも同様。
ペースにもよるが、基本的に力がある馬が上位に来る印象で、G1実績は必要。近走の重賞実績では、ローカルや京都などの平坦コースよりも、坂のあるコースでの良績が大切。 |