おさびし山ホースパーク おさびし山ホースパーク
トップ レースの記憶(観戦記) G1予想 私的名馬館 馬の本,DVDの紹介 オウンオピニオン(コラム)
リンク更新記録お問い合わせ  
 トップ > レースの記憶2017 > 菊花賞
 
 

第78回 菊花賞(2017年)

10/22 京都 芝3000m 雨・不良 18頭

 

3歳牡馬クラシック最後で最長のレース。最も強い馬が勝つとされる。
ダービー場で神戸新聞杯圧勝のレイデオロが出走せず、ダービー1〜3着馬が不在で、やや混戦模様
過去10年で1番人気が5勝と最も勝っているが、5番人気以下が9連対と人気通りに収まらないことが多い
  1. キセキ(4.5倍):夏に2000m1000万を勝ち神戸新聞杯1番の上りで2着
  2. アルアイン(4.9倍):皐月賞馬。ダービー5着もセントライト記念2着
  3. ミッキースワロー(5.2倍):セントライト記念1番の上りで快勝
  4. ダンビュライト(8.3倍):1勝馬も皐月賞3着、神戸新聞杯4着と実績上位で安定
  5. サトノアーサー(14.0倍):ダービー10着も毎日杯2着、神戸新聞杯3着と上位安定
    以下ウインガナドル(14.7倍)、サトノクロニクル(14.7倍)、トリコロールブルー(15.7倍)、ベストアプローチ(17.6倍)までが30倍以下

キセキ:落ち着いて適度な気合。クビを使って歩きトモの踏み込み深い
アルアイン:気合乗りよくトモも力強くよく見せる
ダンビュライト:適度な気合乗りでトモも力強い
ミッキースワロー:気合乗りよくきびきび歩くが、トモの送りはやや浅め
サトノアーサー:落ち着きあり、クビを使って歩きトモも力強い
ウインガナドル:落ち着いているが適度な気合でクビ使って歩く

かなりばらついたスタートから、プラチナヴォイスが大きく出遅れ。内から好スタートのウインガナドルが前に行きアダムバローズが続くも、外から掛かりぎみのマイスタイルが前へ行き、最初の4コーナーで先頭。先団後ろから中団にダンビュライト、トリコロールブルー、アルアイン、サトノクロニクル。さらにミッキースワロー、ポポカテペトルなどが続き、後方にキセキ、クリンチャー、サトノアーサー、マイネルヴンシュ。最後方は出遅れたプラチナヴォイス。最初の4コーナーを各馬内をあけて回り、直線はやや中団がまとまるも一列の縦長。
1000mは1.04.1と不良とはいえスローペース。
スタート後は掛かる馬もいたが、その後は各馬折り合って淡々と進み、徐々にまとまって向こう正面へ。先団から中団を中心に少しずつポジションを上げる馬が多く、3コーナー手前でかなり馬群がまとまってくる。逃げたマイスタイルは3コーナー手前で後退。
3コーナー過ぎの坂の下りからペースが上り、各馬一斉に手が動く。外からダンビュライト、クリンチャー、ポポカテペトルなども差をつめて一気に先団。その後方からミッキースワロー、キセキなども前に迫る。4コーナーは大きく横に広がり直線へ。

直線は各馬大きく外に出し、ダンビュライトが先頭も、外からクリンチャーが並んでたたきあい。さらに内からポポカテペトルが並びかけ、外からはアルアイン、ミッキースワロー、キセキ、さらに後ろからはマイネルヴンシュも伸びてくる。
残り200mでクリンチャーが先頭に立ち、内ではダンビュライト、ポポカテペトルが粘り、外からはミッキースワロー、キセキが伸びてきてアルアインはやや後退。
残り100m手前で外からキセキが一気に伸びて内の4頭を交わして先頭。内でクリンチャーも懸命に伸び、その内の3番手でポポカテペトルも懸命に粘る。その後ろのミッキースワロー、ダンビュライトはやや手ごたえが悪くなり、その外からマイネルヴンシュが伸びてくる。
先頭はキセキがそのまま2馬身差をキープしてゴール。2,3着はクリンチャー、ポポカテペトルがほぼ並んで入り、ゴール前で伸びてきたマイネルヴンシュが4着。ダンビュライトとミッキースワロー、アルアインが並んで5,6,7着。以下は大きく離れバラバラに入線。

キセキは後方で折り合って進み、3コーナーすぎから進出すると、不良をものともせず伸びてきて、ゴール前で一気に前を交わして先頭に立ち唯一30秒台の上りで2馬身差の圧勝。馬場状態に関係なく末脚を発揮し、勝負根性もある。
クリンチャーは3コーナーから一気に先団で、直線いったん先頭で交わされても最後まで伸びており、スタミナと重適性を発揮。
ポポカテペトルは好位から内を突き最後まで粘るが、やや決め手に欠けるか。
勝ちタイムは極端に遅いが先行馬はすべて下位で、不良での我慢比べの印象。

キセキは末脚堅実で勝負根性もあり、馬場状態も選ばない。中長距離で安定しているが、ダメージが心配
クリンチャーは重が合っている印象で積極的に前で粘る競馬が良い。距離延長もよい
ポポカテペトルは距離伸びて安定。勝負根性もある

今年は不良でタイムも遅くかなり特殊なケース。しかし基本的に神戸新聞杯組が中心になり、その2着馬が強い競馬を見せたことからも変わらない。また夏に古馬相手の1000万2200m以上を勝てば勝負になる。夏に重賞を使うのは権利取りが目的だと、秋に厳しくなることも多いことに注意。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 7 13 キセキ 牡3 Mデムーロ 57 3.18.9 栗・角居 1
2 2 4 クリンチャー 牡3 藤岡佑 57 2 栗・宮本 10
3 7 14 ポポカテペトル 牡3 和田 57 ハナ 栗・友道 13
4 3 6 マイネルヴンシュ 牡3 柴田大 57 1 1/2 美・水野 11
5 7 15 ダンビュライト 牡3 武豊 57 1 栗・音無 4
払い戻し金
単勝 13
450円(1番人気)
複勝 13
210円(1番人気)
4
770円(11番人気)
14
1,110円(14人気)
枠連 2-7
3,070円(15番人気)
馬連 4-13
10,660円(34番人気)
馬単 13-4
15,890円(57番人気)
3連複 4-13-14
136,350円(319番人気)
3連単 13-4-14
559,700円(1385番人気)
ワイド 4-13
3,730円(43番人気)
13-14
4,940円(54番人気)
4-14
12,360円(98番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


Copyright (C) 2017 Ferris Conducts. All Rights Reserved