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第79回 菊花賞(2018年)

10/21 京都 芝3000m 晴・良 18頭

 

3歳牡馬クラシック最後で最長のレース。最も強い馬が勝つとされる。
ダービー馬で神戸新聞杯勝ちのワグネリアンは出走しないが、ダービー2〜5着馬が出走し、伏兵も多彩でやや混戦模様
過去10年で1番人気が6勝と最も勝っているが、5番人気以下が3勝2着6回と人気通りに収まらないことが多い
  1. ブラストワンピース(3.4倍):ダービー不利あり5着で前走新潟記念は1番の脚で快勝
  2. エタリオウ(3.6倍):皐月賞馬でダービー2着。神戸新聞杯1番人気も出遅れて4着
  3. エポカドーロ(5.5倍):1勝馬だが新馬・ダービー4着以外は神戸新聞杯などすべて2着
  4. ジェネラーレウーノ(11.2倍):皐月賞2着、セントライトM1着と実績上位も中山限定の感も
  5. メイショウテッコン(12.5倍):ラジオNIKKEI賞1着で神戸新聞杯逃げて3着
    以下グロンディオーズ(14.1倍)、フィエールマン(14.5倍)、グレイル(18.2倍)、アフリカンゴールド(24.5倍)までが30倍以下

ブラストワンピース:周回重ねるとテンションアップも適度な気合。クビを使って歩きトモ力強い
エタリオウ:気合乗りよく素軽い歩様。トモの送りはやや浅め
エポカドーロ:時々小脚を使いテンション高めもクビ使ってキビキビ歩きトモも力強い
グロンディオーズ:クビを使って素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
メイショウテッコン:時々小脚を使うが落ち着きあり、トモも力強い
フィエールマン:落ち着いているが適度な気合で伸びやかな歩様

ややばらついたスタートから好スタートのジェネラーレウーノが押してハナへ。さらにカフジバンガードやコズミックフォース、エポカドーロも前に行って速めのペースで3コーナーへ。しかし坂の下りでペースは落ち着く。4コーナーを回って先頭はジェネラーレウーノで2馬身差でカフジバンガード、エポカドーロなどが先行し、好位にアフリカンゴールド、メイショウテッコンなど。中団前目にフィエールマン、ユーキャンスマイル、中団にグロンディオーズ、ブラストワンピース、エタリオウ。後方にグローリーヴェイズ、シャルドネゴールド、グレイルなどで、最後方が出遅れたオウケンムーン。直線はやや先団がまとまり、後方はバラバラで縦長。
1000mは1.02.7と落ち着いたペース。スタンド前で、エタリオウがややポジションを上げていく。
向こう正面で後方から少しずつポジションを上げようとする馬がいて、3コーナー手前で馬群がまとまってくる。さらに3コーナーからの坂の下りで一気に馬群がひとかたまりになって、4コーナーは大きく横に広がり直線へ。

直線は各馬大きく横に広がり、先頭のジェネラーレウーノに内からエポカドーロ、外からエタリオウなどが並びかけてくる。残り300mを切って馬場中央でエタリオウが内のジェネラーレウーノを交わし、最内のエポカドーロと並んで先頭。そこからエタリオウがぐいぐいと伸びてエポカドーロ以下を引き離していく。そこに内からフィエールマン、ユーキャンスマイル、外からブラストワンピースも伸びてくる。
残り200mでエタリオウが1馬身差先頭も、内のフィエールマンの伸び脚がいい。そのままフィエールマンが内からじりじりとエタリオウに迫り、残り100mで離れた内から並びかける。そこから馬体を離したまま2頭の叩き合いとなり、1馬身差でユーキャンスマイル、さらに1馬身差でブラストワンピースも前の2頭を追う。
最後はやや前に出たフィエールマンとエタリオウが馬体を合わせて激しい追い比べとなるが、フィエールマンは最後までエタリオウに交わさせず、ハナ差制して1着でゴール。2着エタリオウで、1馬身半離れて3着がユーキャンスマイル。さらに1馬身差で4着がブラストワンピース、5着は後方から追い込んできたグローリーヴェイズ。

フィエールマンはスタート直後こそやや行きたがったが、馬群に入れると中団前を折り合って進み、4コーナーでは馬群の中で追い出しを待ち、直線は馬場中央を一気に伸びる。最後はエタリオウとの叩き合いを制して1着。鋭い末脚と勝負根性で距離も少ないキャリアも克服。
エタリオウは中団外で3コーナーから徐々に進出し、4コーナー手前からスパートして早め先頭。上りはフィエールマンと同じだが、相手がためた分切れた印象。勝ちきれず、1勝馬のまま6度目の2着。
ユーキャンスマイルは中団からフィエールマンを追ってじりじりと伸びた。上りは上位2頭と同じも切れ負けた。ブラストワンピースは中団後方から進出も、上りは上位3頭に0.2劣り上りの勝負は厳しかったか。

フィエールマンは末脚堅実で勝負根性もあり、中長距離から長距離まで幅広く対応できる
エタリオウは距離伸びてよいが、抜け出すと気を抜き勝ちきれない
ユーキャンスマイルは距離伸びて良さが出た。末脚よいがやや詰めが甘いか

基本的に神戸新聞杯組が中心になり、その2着馬が強い競馬を見せたことからも傾向は変わらない。また夏に古馬相手の1000万2200m以上を勝てば勝負になる。夏に重賞を使うのは権利取りが目的だと、秋に厳しくなることも多い。逆に間隔をあけたほうがいい馬もいる。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 6 12 フィエールマン 牡3 ルメール 57 3.06.1 美・手塚 7
2 5 9 エタリオウ 牡3 Mデムーロ 57 ハナ 栗・友道 2
3 4 7 ユーキャンスマイル 牡3 武豊 57 1 1/2 栗・友道 10
4 2 3 ブラストワンピース 牡3 池添 57 3/4 美・大竹 1
5 8 18 グローリーヴェイズ 牡3 福永 57 1/2 美・尾関 12
払い戻し金
単勝 12
1,450円(7番人気)
複勝 12
450円(8番人気)
9
160円(1番人気)
7
600円(10人気)
枠連 5-6
1,860円(6番人気)
馬連 9-12
2,380円(6番人気)
馬単 12-9
6,010円(22番人気)
3連複 7-9-12
16,710円(56番人気)
3連単 12-9-7
100,590円(317番人気)
ワイド 9-12
930円(8番人気)
7-12
4,610円(45番人気)
7-9
1,550円(18番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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