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第63回 大阪杯(2019年)

3/31 阪神 芝2000m 曇り・良 14頭

 

春の古馬中距離G1として2年前にG2から昇格。G2時代から天皇賞(春)のトライアルとして実力馬が参戦していたが、フルゲートにはなりにくい
ドバイと重なったがG1馬8頭が参戦。人気は有馬記念以来のブラストワンピース、キセキが中心も上位混戦
昨秋のG1からの休み明け、あるいは中山記念、京都記念、金鯱賞経由が中心。比較的固く収まることが多く、1、2番人気どちらかは来る
  1. ブラストワンピース(3.2倍):昨年3歳夏に新潟記念を勝ち、有馬記念でレイデオロを下して最優秀3歳馬
  2. キセキ(4.1倍):2年前の菊花賞馬。昨年逃げに転換しG1勝てないまでも天皇賞(秋)3着、JC2着と安定して好走
  3. ペルシアンナイト(7.3倍):2年前マイルCS勝ち昨年大阪杯2着。休み明け2走目は好走
  4. ワグネリアン(8.2倍):昨年ダービー、神戸新聞杯勝つも体調整わず休養。半年ぶりの出走
  5. エアウィンザー(9.3倍):G1初出走も前走金鯱賞好走し、阪神芝2000m得意
    以下ステルヴィオ(12.2倍)、サングレーザー(13.5倍)、エポカドーロ(14.3倍)までが20倍以下

キセキ:落ち着いているが適度な気合で堂々とした歩様。トモの踏み込み深い
ブラストワンピース:時々小脚を使うが落ち着いており適度な気合。トモも力強い
エアウィンザー:落ち着いているが気合乗りよい。トモの踏み込み深く毛づやの良さ目立つ
アルアイン:雄大な馬体で落ち着いて歩く。トモの踏み込み力強い
ペルシアンナイト:気合乗りよくクビを使って歩く。トモの踏み込みは狭めも力強い
ステルヴィオ:ややテンション高めも気合乗りよい。トモは力強いが踏み込みは浅め

ほぼ揃ったスタートから内のエポカドーロ、続いてアルアインが前へ。外からキセキも前に行くが、エポカドーロが譲らずハナを切って1コーナーを回る。2番手がキセキで、その後ろにアルアイン、ステルヴィオ。中団にワグネリアン、エアウィンザーなどがいて、その後ろにペルシアンナイト。さらにブラストワンピースが徐々にポジションを押上げ、最後方にサングレーザー、マカヒキ。
向こう正面は縦長の隊列で進むが、1000mは1.01.3とかなりのスローペース。
3コーナー手前から早めに後方の馬たちも動き出し、3コーナー過ぎには馬群が縮まってくる。4コーナー手前で横に広がり、一団で直線へ。

直線に入ってエポカドーロが1馬身ほど抜け出すも、馬場中央に持ち出したキセキ、内をついたアルアインがすぐに迫ってくる。さらに最内のワグネリアン、キセキのすぐ内のエアウィンザーも1馬身差で前を追う。
残り300mを切って、内のアルアインがエポカドーロを交わして先頭。外でややよれながらもキセキも並びかけてくる。ワグネリアン、エアウィンザーも続くが、その後ろのステルヴィオはやや手ごたえが悪い。大外のブラストワンピースはそこから3馬身ほど後方で伸びは今一つ。
残り200mを切ってアルアインが1馬身ほど抜け出し、キセキが2番手。エポカドーロは後退し、内のワグネリアン外のエアウィンザーも伸びてくる。さらに後方からは、マカヒキ、ブラストワンピースもようやく脚を伸ばしてくる。
いったん抜け出したアルアインだが、外のキセキ、内のワグネリアンがじりじりと差を詰めてくる。残り100mでワグネリアンが1/2馬身差2番手に上がるも、先頭のアルアインはそこからもう一度伸び、さらに外からキセキも差を詰めてくる。そのまま先頭のアルアインが粘り切って1着でゴール。外からキセキが差を詰めるもクビ差2着。内のワグネリアンがクビ差の3着。ゴール前で一気に伸びてきたマカヒキが内のエアウィンザーを交わして3/4馬身差4着。クビ差の5着にエアウィンザーが入り、最後に脚を伸ばしてきたブラストワンピースはさらに1/2馬身差6着まで。

アルアインは3,4番手の内を追走し、直線は内を突いて早めに抜け出す。いったんは迫られたが、最後まで粘って押し切る。スローを内で我慢し、早めに抜け出す競馬がはまった。休み明けを叩いて変わり身を見せ、2度目のG1制覇となった。
キセキはエポカドーロを行かせて2番手。直線は外に持ち出したが、先に抜け出したアルアインを捉えられず。休み明けも影響したか伸び一息。
ワグネリアンは中団内からうまく内をついて、先に抜け出したアルアインを追ってあわやの場面も。ゴール前で伸び欠いたのは久々のせいか。

アルアインはスローを先行するレースが得意で阪神・中山が合う印象。やや勝ちきれない面あり
キセキはペースに関係なく逃げ先行で安定。ただし勝ちきれない面はある
ワグネリアンは器用なタイプで競馬場を問わず2000〜2400mで安定
ブラストワンピースは堅実だがあまり切れる脚がないので、スローからミドルを好位から進めるとよい

ペースにもよるが、基本的に力がある馬が上位に来る印象で、G1実績は必要。近走の重賞実績では、ローカルや京都などの平坦コースよりも、坂のあるコースでの良績が大切。近年はスローになりやすく、先行馬が有利。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 3 アルアイン 牡5 北村友 57 2.01.0 栗・池江 9
2 4 6 キセキ 牡5 川田 57 クビ 栗・角居 2
3 2 2 ワグネリアン 牡4 福永 57 クビ 栗・友道 4
4 1 1 マカヒキ 牡6 岩田 57 3/4 栗・友道 10
5 6 9 エアウィンザー 牡5 浜中 57 クビ 栗・角居 5
払い戻し金
単勝 3
2,220円(9番人気)
複勝 3
450円(9番人気)
6
180円(2番人気)
2
320円(5人気)
枠連 3-4
1,750円(8番人気)
馬連 3-6
3,680円(16番人気)
馬単 3-6
10,940円(48番人気)
3連複 2-3-6
10,740円(43番人気)
3連単 3-6-2
93,560円(336番人気)
ワイド 3-6
1,090円(15番人気)
2-3
2,880円(36番人気)
2-6
880円(7番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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