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第53回 スプリンターズステークス(2019年)

9/29 中山 芝1200m 曇り・良 16頭

 

下半期の古馬スプリントのチャンピオンを決めるレース。近年は強い牝馬の活躍も目立つ。
グローバルスプリントチャレンジの1戦だが海外からの参戦はなし。G1馬3頭参戦も、人気はG1勝ちのない2頭が中心。
過去10年3番人気以内の馬が必ず連対しているが、ヒモ荒れも多く、馬連3桁は2回。しかし万馬券は1回
  1. ダノンスマッシュ(2.8倍):高松宮記念1番人気4着もキーンランドC1着で近走安定
  2. タワーオブロンドン(2.9倍):キーンランドC2着もセントウルSレコード勝ちでサマースプリント制覇
  3. モズスーパーフレア(6.2倍):重賞はオーシャンSの1勝も中山3・1・0・0で逃げて良績
  4. ディアンドル(8.9倍):未勝利から5連勝後北九州記念2着と底を見せず重賞でも通用
  5. リナーテ(14.9倍):重賞未勝利も京王杯SC2着など安定して上位。
    以下ミスターメロディ(15.7倍)、ファンタジスト(26.5倍)までが40倍以下

ダノンスマッシュ:落ち着いているが気合乗りよく元気に歩く。トモの踏み込み力強い
ミスターメロディ:気合乗りよくキビキビとした歩様で元気よく歩き前走より良く見せる。トモの踏み込み力強い
タワーオブロンドン:気合乗りよくテンション高めでグイグイ歩く。トモの踏み込みは深い
ディアンドル:気合乗りよく馬体も締まってよく見せる。トモの踏み込みはやや浅めも力強い
モズスーパーフレア:気合乗りよく元気で脚が長い。トモは固めで送りも浅め
レッツゴードンキ:大幅馬体減も力強く落ち着いて歩く。トモの踏み込み深くスムーズ

ほぼ揃ったスタートだが、ハッピーアワーが大きく置かれる。ノーワン、アレスバローズも後方。内から無理せずモズスーパーフレアが先頭へ。しかし外からファンタジスト、イベリスも前に行き、さらに押してマルターズアポジーも前へ。結局モズスーパーフレアがスピードの違いでハナに立ち、マルターズアポジー、ファンタジストが続き、イベリス、セイウンコウセイ、ミスターメロディなどが好位。ディアンドル、内から上がっていくダノンスマッシュ、ダイメイプリンセスなどが中団で、その後ろでダノンスマッシュをマークするようにタワーオブロンドン。後方にはリナーテやレッツゴードンキなどがいて、最後方は大きく出遅れたハッピーアワー。
600mは32.7とやや速めのペース。向こう正面はかなりの縦長で進むが、3コーナーにかけて一気に馬群がつまってくる。
4コーナー手前で横に大きく広がってほぼ一団。4コーナーはモズスーパーフレアが1馬身半離して先頭で回り、ミスターメロディが2番手で以下はやや離れる。

直線に入ってモズスーパーフレアが2馬身突き放して先頭。ミスターメロディが2番手で懸命に追う中、外から一気にタワーオブロンドンが差してきて残り250mを切って3番手に浮上。その後ろからやや置かれたダノンスマッシュも懸命に伸びてくる。
残り200mでモズスーパーフレアが2馬身差で先頭。2馬身差2番手がミスターメロディで、さらに4馬身差3番手にタワーオブロンドン。そこから2馬身離されダノンスマッシュ。
そこから一気にタワーオブロンドンが伸びてきて、残り100mでミスターメロディを交わして2番手。さらに2馬身差でダイメイプリンセスとダノンスマッシュも懸命に前を追う。坂を上がってモズスーパーフレアが逃げ込みを図るところ、外からタワーオブロンドンが鋭い末脚で1完歩ごとに差を詰め、ゴール直前でモズスーパーフレアを交わして先頭へ。そのまま1/2馬身差で1着となり、G1初制覇を飾る。2着はモズスーパーフレアが粘り、3着は後方から一気に追い込んできたダノンスマッシュがモズスーパーフレアにクビ差。4着にミスターメロディが粘り、5着は後方から追い込んできたレッツゴードンキ。

タワーオブロンドンは後方集団の前から外を徐々に進出し、直線は外から一気にメンバー3位の33.5で差し切り1着。力強い末脚は見事で連戦の疲れや前走レコードの反動などは感じさせず、力をつけた印象。
モズスーパーフレアは速めのペースで逃げるが最後まで脚は衰えず惜しい2着。中山は得意。
ダノンスマッシュは中団内から進めるも直線で外のタワーオブロンドンにふさがれ、そこから追うも3着まで。
ミスターメロディは好位から直線2番手に上がるも伸びきれず4着。レッツゴードンキは後方から最速の上りで5着まで押し上げる。

タワーオブロンドンは前走のレコード勝ちに続く強い勝ち方。安定して力を出しており今後もスプリント戦では期待できる
ダノンスマッシュは力はありよく差してきているが勝負どころの反応今一つで運もない。しかし力はある
モズスーパーフレアは速いペースで行ってもよく粘る。特に中山は相性が良く直線短いコースが合う印象
ミスターメロディは好位から先頭を追うが交わせず、左回りの方が良いか。

前哨戦はいくつかに限られセントウルS組が中心になるが、展開や馬場適性で必ずしもその結果通りにはならない。、また特に洋芝のキーンランドC組は注意が必要。休み明けでも芝1200mかつG1に実績がある馬はよく見る必要あり。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 4 8 タワーオブロンドン 牡4 ルメール 57 1.07.1 美・藤沢和 2
2 4 7 モズスーパーフレア 牝4 松若 55 1/2 栗・音無 3
3 1 2 ダノンスマッシュ 牡4 川田 57 クビ 栗・安田隆 1
4 7 13 ミスターメロディ 牡4 福永 57 1 栗・藤原英 6
5 3 5 レッツゴードンキ 牝7 岩田 55 1/2 栗・梅田 9
払い戻し金
単勝 8
290円(2番人気)
複勝 8
130円(2番人気)
7
180円(3番人気)
2
120円(1人気)
枠連 4-4
1,250円(5番人気)
馬連 7-8
1,260円(4番人気)
馬単 8-7
2,040円(5番人気)
3連複 2-7-8
1,070円(1番人気)
3連単 8-7-2
6,080円(8番人気)
ワイド 7-8
430円(4番人気)
2-8
220円(1番人気)
2-7
380円(2番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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