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第80回 菊花賞(2019年)

10/20 京都 芝3000m 晴・良 18頭

 

3歳牡馬クラシック最後で最長のレース。最も強い馬が勝つとされる。
皐月賞、ダービー勝ち馬不在で両レース最先着のヴェロックスが人気。上り馬多く伏兵が多彩で人気も割れぎみ
過去10年で1番人気が5勝と最も勝っているが、5番人気以下が4勝2着5回と人気通りに収まらないことが多い
  1. ヴェロックス(2.2倍):皐月賞2着、ダービー3着。神戸新聞杯2着と重賞勝ちないが実績1番
  2. ニシノデイジー(6.0倍):東スポ杯など唯一の重賞2勝馬。ダービー、セントライト記念5着と好走
  3. ワールドプレミア(6.5倍):皐月賞、ダービー大敗も、セントライト記念2着と復活傾向
  4. ヒシゲッコウ(9.6倍):札幌芝2600m2勝C完勝。底見せておらず距離伸びてよい
  5. ホウオウサーベル(10.5倍):2年連続勝ち馬が3着の阿賀野川特別を5差完勝
    以下ザダル(14.9倍)、レッドジェニアル(15.0倍)、サトノルークス(24.7倍)までが30倍以下

ヴェロックス:落ち着いているが適度な気合乗り。毛づやよく堂々とした歩様で踏み込みも力強い
サトノルークス:落ち着いておりクビを使って適度な気合乗りで歩く。トモの踏み込みも力強い
ニシノデイジー:気合乗りよいが落ち着いて歩く。トモの踏み込み深い
ザダル:気合乗りよく素軽い歩様。トモの踏み込み力強い
レッドジェニアル:テンション高めで時々小脚を使うが時間が経つにつれて落ち着く
ワールドプレミア:テンション高くいれ込んで小脚を使ってチャカつく

ややばらついたスタートでシフルマン、メイショウテンゲンが後方。内からユニコーンライオンが前に行くが、そとからカウディーリョが押してハナへ。ヴァンケドミンゴなどが続き、好位にユニコーンライオン、ヴェロックス、後方からメイショウテンゲン。中団にワールドプレミア、レッドジェニアル、ホウオウサーベル、ザダル、サトノルークス。後方にヒシゲッコウ、ニシノデイジー、タガノディアマンテ。さらにメロディーレーンなどがいて、シフルマン、ディバインフォースが最後方。最初の直線はやや先団がまとまり、縦長の隊列。
1000mは1.02.4と落ち着いたペース。あまり馬順が変わらないままで淡々と進む。
向こう正面もあまりポジションが変わらないが、3コーナー手前で後方の馬が押して馬群がまとまってくる。さらに3コーナーからの坂の下りで早くも追い出す馬もいて、一気に馬群がひとかたまりになって、4コーナーは大きく横に広がり直線へ。

直線は各馬大きく横に広がり、先頭のカウディーリョに内をついて進出してきたワールドプレミアが続き、その外にヴァンケドミンゴ、ヴェロックス、ホウオウサーベル、タガノディアマンテなどが並んで前を追う。その後ろにヒシゲッコウ、サトノルークス、ニシノデイジーなど。
残り300mを切って内のカウディーリョに馬場中央からワールドプレミアが並びかけ、その外に1馬身差でヴェロックス。さらにタガノディアマンテ、サトノルークスなどが外から続き、大外にディバインフォース。
残り200mでカウディーリョを交わしてワールドプレミアが先頭にたち、1馬身半差で外にヴェロックス。タガノディアマンテはやや後退し、代わって外からサトノルークスが4番手。大外のディバインフォースも伸びてくる。そのままワールドプレミアは脚を伸ばすが、2番手ヴェロックスの脚色悪くなり、残り100mで外からサトノルークスがヴェロックスを交わし2番手。さらに先頭のワールドプレミアに迫る。
最後は必死に逃げ込みを図るワールドプレミアにサトノルークスがじりじり迫るが、クビ差まで迫ったところでワールドプレミアが1着でゴール。2着はサトノルークスで、交わされてから粘ったヴェロックスが1馬身差3着。外から伸びたディバインフォースが3/4差4着で、最後に追い込んできたメロディーレーンがクビ差5着。

ワールドプレミアはスタート直後やや行きたがるのを、馬群に入れて落ち着かせ中団内で抑えて進み、4コーナーでは最内をついて前に進出。早め先頭で押し切る。経済コースを通ってぎりぎりもたせる武豊騎手の好騎乗が戴冠の大きな要因。
サトノルークスは中団後方外を折り合って進み、直線は外からじりじり差を詰める。最速タイの上りで前に迫るがクビ差まで迫ったところがゴール。勝ち馬にうまく乗られた。
ヴェロックスは好位から直線は前に迫るが、残り200mから脚色鈍り距離が合わなかったか。ディバインフォース、メロディーレーンは距離伸びて良さが出た印象。

ワールドプレミアは入れ込みきつかったがレースは折り合う。中距離で長く脚を使うタイプ
サトノルークスは後方から速い上りで僅差の2着。長距離で後方から差すレースで力を発揮しそう
ヴェロックスは中距離が合い、力はあるがやや決め手に欠けるタイプ。脚の使いどころが難しい

基本的に神戸新聞杯組が中心になり、セントライト記念組は上位の関西馬に注意。降級制度廃止の影響で、かつては勝負になった夏に2勝Cを勝った馬は疑う必要あり。夏に重賞を使うのは権利取りが目的だと、秋に厳しくなることも多い。逆に間隔をあけたほうがいい馬もいる。

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 5 ワールドプレミア 牡3 武豊 57 3.06.0 栗・友道 3
2 7 14 サトノルークス 牡3 福永 57 クビ 栗・池江 8
3 7 13 ヴェロックス 牡3 川田 57 1 栗・中内田 1
4 3 6 ディバインフォース 牡3 横山典 57 3/4 栗・寺島 16
5 4 8 メロディーレーン 牝3 坂井 55 クビ 栗・森田 12
払い戻し金
単勝 5
650円(3番人気)
複勝 5
180円(2番人気)
14
390円(8番人気)
13
120円(1人気)
枠連 3-7
610円(2番人気)
馬連 5-14
4,680円(17番人気)
馬単 5-14
7,640円(29番人気)
3連複 5-13-14
3,070円(9番人気)
3連単 5-14-13
23,510円(70番人気)
ワイド 5-14
1,460円(17番人気)
5-13
320円(1番人気)
13-14
720円(7番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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