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第71回 阪神ジュベナイルフィリーズ(2019年)

12/8 阪神 芝1600m 曇り・良 16頭

 

2歳牝馬No.1決定戦。コース改良後は上位馬がクラシックで活躍することが多く、今後につながるレースとなった
今年は無敗のマイル重賞勝ち馬2頭と牡馬相手のマイル重賞2着馬の3頭が人気の中心。上位人気馬とその他の差がある印象
荒れることもあるがこの3年は人気馬同士の決着。馬連3桁は過去10年で3回だが5桁も1回でイメージほどは荒れない
  1. リアアメリア(1.8倍):新馬8差楽勝でアルテミスS最後方から1番の33.0で1着と2戦2勝
  2. ウーマンズハート(4.5倍):2戦2勝で新馬も新潟2歳Sも32秒台の上りで差し切る
  3. クラヴァシュドール(4.8倍):マイル新馬1着後サウジRCで牡馬相手に好タイムで2着
  4. レシステンシア(11.2倍):新馬とファンタジーSと芝1400mで連勝中
  5. クリスティ(32.4倍):芝1800m未勝利1着の後アイビーS2着と1800mに良績
    以下マルターズディオサ(43.7倍)、ヤマカツマーメイド(52.3倍)、ロータスランド(57.2倍)までが100倍以下

レシステンシア:落ち着いてい適度な気合乗り。雄大な馬体で伸びやかな歩様。トモの踏み込み深い
ウーマンズハート:落ち着いているが気合乗りよく、クビを使って伸びやかな歩様。トモの踏み込み力強く深い
リアアメリア:落ち着いているが気合のり良い。トモの踏み込み深い
クラヴァシュドール:ややテンション高めで時々小脚を使い気合乗りよい。トモの踏み込み力強い
マルターズディオサ:素軽い歩様で適度な気合乗り。トモの踏み込み力強い
ロータスランド:気合乗りよい。トモの踏み込み力強いが送りは浅め

ほぼ揃ったスタートからすぐにレシステンシアが抜けて先頭。ロータスランド、ウーマンズハート、マルターズディオサが続き、その後ろにクリスティなど。中団にヤマカツマーメイド、クラヴァシュドール、その後ろにカワキタアジン、ジェラペッシュなどがいて、後方にリアアメリア。最後方はスウィートメリナ。

600mは33.7とかなりのハイペースで、3コーナーでは馬群が縦長になり、ほぼ一列になって進む。ペースが速いので掛かる馬はなく、全体に落ち着いた状態で入れ替わりも少ない。3コーナーから4コーナーへ後方の馬たちも追い上げて、一気に馬群が固まってくる。4コーナーではひとかたまりになり、横に広がって直線へ。

直線に入ると1馬身差でレシステンシアが先頭で、ロータスランド、ウーマンズハートが並んで2番手。その後ろ外にマルターズディオサ、内にヤマカツマーメイド。その後ろにクリスティなどがいてクラヴァシュドールは中団後方の外。リアアメリアは後方外から前を追う。
残り400mを切って先頭のレシステンシアは後続を2馬身以上離し、さらにどんどん差を広げていく。ロータスランドが後退し最内のウーマンズハートが2番手も伸び一息。外からマルターズディオサ、その内のヤマカツマーメイドが並んで差してくる。その後ろ外にクリスティ、クラヴァシュドールでリアアメリアはさらに4馬身後方。
その後もレシステンシアはどんどん離して逃げ、残り200mではすでに5馬身差。2番手のウーマンズハートの脚色鈍り、マルターズディオサとヤマカツマーメイドが並びかけるが、そこに外から一気にクラヴァシュドールが差してくる。
残り150mを切ってレシステンシアはセフティリード。2番手にマルターズディオサが上り、そこに外からクラヴァシュドールが並びかけてくる。
レシステンシアは後続との差を維持したまま、最後まで押すがムチは入れず、そのまま5馬身差を保って先頭でゴール。2番手はマルターズディオサにクビからアタマ差でクラヴァシュドールが迫り、馬体を合わせたまま叩き合い。しかしマルターズディオサは最後まで抜かせず、ハナ差で2着をキープ。3着にクラヴァシュドールが入り、4着は内で粘ったウーマンズハートが2馬身半差で入り、外から差を詰めてきたヤマカツマーメイドが5着。リアアメリアは最後にじりじり差を詰めてきたが、さらに2馬身差の6着まで。

レシステンシアは押してハナを主張するとハイペースで逃げ、直線は突き放してメンバー1の上り35.2でレコードでの1着。ハイペースで逃げて上り最速と力のあるところを見せた。距離も問題なく一躍クラシックの有力候補に。
マルターズディオサは先行して粘り、最後に詰め寄られても抜かせず勝負根性を見せた。輸送も克服しうまく先行できれば力を出せる。
クラヴァシュドールは2番の上りで一瞬切れる脚を見せたが、最後は2着馬と脚色が一緒になり交わせず。

レシステンシアはデビュー3連勝、重賞2連勝と底を見せず、ハイペースで逃げて上り1番で5差と完勝。現状同世代に敵なしの様相
マルターズディオサは先行してよく粘る。並んでも抜かせない根性あり。しかし上り今一つで距離もマイルまでの印象
クラヴァシュドールは中団から外を伸び一瞬いい脚を使うが最後まで2着馬を交わせず。距離伸びてよい印象

マイル以上の距離実績は重視が必要。また1400mでも500万以上で強い勝ち方をすれば注意。ファンタジーS組など平坦の京都で勝ってきた馬は、坂のせいか、やや分が悪い。しかし2年連続勝ち馬を出し、連勝や強い勝ち方の馬は注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 2 4 レシステンシア 牝2 北村友 54 1.32.7(R) 栗・松下 4
2 5 9 マルターズディオサ 牝2 田辺 54 5 美・手塚 6
3 5 10 クラヴァシュドール 牝2 藤岡佑 54 ハナ 栗・中内田 3
4 2 3 ウーマンズハート 牝2 ビュイック 54 2 1/2 栗・西浦 2
5 1 1 ヤマカツマーメイド 牝2 武豊 54 クビ 栗・池添兼 7
払い戻し金
単勝 4
1,120円(4番人気)
複勝 4
310円(4番人気)
9
670円(6番人気)
10
170円(2人気)
枠連 2-5
600円(3番人気)
馬連 4-9
10,000円(20番人気)
馬単 4-9
20,410円(36番人気)
3連複 4-9-10
8,560円(22番人気)
3連単 4-9-10
86,720円(169番人気)
ワイド 4-9
2,480円(19番人気)
4-10
510円(5番人気)
9-10
1,210円(10番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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