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第64回 有馬記念(2019年)

12/22 中山 芝2500m 曇り・良 16頭

 

古馬中長距離G1の最後を飾るレース。ファン投票上位で選ばれた馬を中心に、1年を締めくくる
G1馬が11頭出走と過去最高のメンバー。中でも現役最強のアーモンドアイと豪G1を勝ったリスグラシューの牝馬の対戦が話題に
小回りの2500mと特殊なコースで、G1常連組は歴戦の疲れが残っていることもあり、意外な馬が来て荒れることも多い
  1. アーモンドアイ(1.5倍):G1 6勝の現役最強馬。天皇賞(秋)快勝の後、香港を目指すも軽い熱発で回避
  2. リスグラシュー(6.7倍):宝塚記念を3馬身差で快勝し惜敗続きを脱すると、豪G1のコックスプレートを制して凱旋帰国
  3. サートゥルナーリア(7.8倍):中山はホープフルS、皐月賞とG1 2勝。天皇賞(秋)6着も右回りは5戦5勝
  4. ワールドプレミア(13.4倍):菊花賞を快勝。6戦して3着を外さず堅実。関東への輸送は初
  5. スワーヴリチャード(17.5倍):JCを快勝しG1 2勝目。しかしJCは今年のG1勝ち馬不在でレベル疑問
    以下フィエールマン(18.4倍)、キセキ(27.1倍)、ヴェロックス(33.7倍)、レイデオロ(35.8倍)までが40倍以下

サートゥルナーリア:気合乗りよく大きな完歩で伸びやかな歩様。落ち着いておりトモの踏み込み深い
アーモンドアイ:落ち着いており適度な気合で集中して歩く。リズミカルな歩様でトモの踏み込み力強い
スワーヴリチャード:気合乗りよくクビを使ってゆったりと歩く。トモの踏み込み力強い
キセキ:適度な気合乗りで落ち着いておりクビを使って歩く。トモの踏み込み深い
リスグラシュー:気合乗りよく堂々と歩く。完歩はやや狭いがトモは力強い
フィエールマン:気合乗りよくツル首で歩くが落ち着いている。トモの送りは狭め

ややばらついたスタートからレイデオロ、キセキが出遅れ、ワールドプレミアも後方。クロコスミアが前へ行くも、外からアエロリットが押してハナへ。スティッフェリオ、クロコスミア、アルアインが先行し、その後ろにスワーヴリチャード。中団にヴェロックス、その後ろ内にリスグラシュー、外にフィエールマン、アーモンドアイ。それをマークするようにサートゥルナーリア、キセキがいて後方にシュヴァルグラン、レイデオロで最お後方がワールドプレミア。
最初の直線はアエロリットが3馬身差からどんどん広げて逃げ、かなり縦長な形で進む。アーモンドアイは外目をやや掛かりながらポジションを中団まで上げていく。1000mは58.5とかなり速めの流れ。

1コーナー過ぎからアエロリットはどんどん離していき、2コーナーを回って5馬身差をつけて先頭を快調に飛ばす。スティッフェリオ以下は淡々と追走し後方も馬順は変わらず。向こう正面ではアーモンドアイ、リスグラシューともにやや掛かりぎみで抑えて追走。3コーナー手前から後続各馬の手が動き出し、一気に馬群が詰まってくる。3コーナー過ぎで先頭のアエロリットが失速し、後続との差が詰まってくる。4コーナー手前でアエロリットは馬群に飲み込まれ、一気に固まって横に広がり直線へ。

直線に入るとすぐにスティッフェリオが先頭に立つがアルアインがすぐに並びかけ、さらに外からアーモンドアイ、フィエールマンが交わしていく。残り250mでアーモンドアイとフィエールマンが先頭に立つも、すぐに外からサートゥルナーリアが並んでくる。
残り200mでサートゥルナーリアが先頭に立つと、内のアーモンドアイはやや失速。そこに外からリスグラシューが差してきてサートゥルナーリアを一気に交わして先頭。アーモンドアイは内に大きくよれて失速しフィエールマンも後退。サートゥルナーリアが懸命に押すが、リスグラシューは一気に抜けていく。
残り100mでリスグラシューは2馬身ほど抜けると、そこから一気に加速して後続をどんどん突き放し、ゴール前は抑える余裕で、最後は5馬身離して圧勝のゴール。サートゥルナーリアはゴール前で脚色衰えるがなんとか2着を守ってゴール。外からワールドプレミアが差を詰めてくるが、サートゥルナーリアにクビ差まで迫ったところで3着でゴール。4着は内で粘るフィエールマンが入り、後方から伸びてきたキセキが5着。

リスグラシューは中団後方の内を追走し、4コーナーで一気に外に出すと、外から鋭い差し脚を発揮して、ただ1頭34秒台の34.7で上り、最後は5馬身突き放し完勝。道中スタミナを温存し直線で爆発させた鞍上の好騎乗に馬も良く応えた。
サートゥルナーリアはアーモンドアイをマークして中団から外を回しいったん先頭もリスグラシューに一気に離された。最後は脚が上がったが力は発揮した。
ワールドプレミアは最後方から直線だけでよく追い込むが3着まで。アーモンドアイは最初の直線から掛かりぎみになり最後はスタミナが切れて9着大敗。

リスグラシューは引退戦で一番強いパフォーマンスを見せた。これで引退は惜しい
サートゥルナーリアは落ち着いていて力を出し、秋天の大敗を挽回。しかし2500mはやや距離が長い印象
ワールドプレミアはハイペースもあり最後方からよく差を詰めたが3着まで。スタミナに問題なく、末脚も良く、長距離では期待できる

格よりも、現在の勢いといかに疲れの少ない状態で臨めるかが、特に力が接近しているメンバーでは大事。秋3戦目が良績で、G2連対+G1好走が理想。G1連戦はやや割引。また近走2400m前後のG2で実績ある馬には注意が必要。
着順 枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 重量 タイム
着差
厩舎 人気
1 3 6 リスグラシュー 牝5 レーン 55 2.30.5 栗・矢作 2
2 5 10 サートゥルナーリア 牡3 スミヨン 55 5 栗・角居 3
3 4 7 ワールドプレミア 牡3 武豊 55 クビ 栗・友道 4
4 3 5 フィエールマン 牡4 池添 57 1 1/2 美・手塚 6
5 6 11 キセキ 牡5 ムーア 57 クビ 栗・角居 7
払い戻し金
単勝 6
670円(2番人気)
複勝 6
210円(2番人気)
10
270円(3番人気)
7
390円(5人気)
枠連 3-5
300円(1番人気)
馬連 6-10
2,990円(8番人気)
馬単 6-10
6,130円(16番人気)
3連複 6-7-10
10,750円(29番人気)
3連単 6-10-7
57,860円(151番人気)
ワイド 6-10
850円(8番人気)
6-7
1,450円(13番人気)
7-10
2,000円(19番人気)
(レース結果はJRA発行のものと照合し、確認して下さい)


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